◆第七章◆
次なる呪詛を解くために、あかね達は再び京の散策を繰り返した。
町のいたるところで聞く、鬼の所行にあかねは少なからず心を痛めながらも、
ついに2番目となる呪詛の浄化を為し遂げた。
そして、次の子の日。
二番目となる四神が封印された。
四神との戦いの度に現れるアクラムは
あかねと二人で会うときのアクラムとはまるで別人のように冷たく残酷だった。
『失敗は許さない』
敗れ去った部下を蔑視するアクラムの目はどこまでも無言で、
アクラムに突き放された鬼はどこまでも悲しかった。
あかねは、アクラムに見捨てられたその鬼の姿をいつまでも見届けた。
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